小金井書房では一人で本(電子書籍)を作っています。
当書房が主に取り扱うテーマは、「平安」「孤独」「楽しさ」です。
これだけに拘って本を作っているわけではありませんが、この三つを重要なものと考えています。
「平安」とは私たち一人一人の心の平安、および社会の平安のことです。
「孤独」とは時に私たちにとって最も辛く苦しいものでありますが、孤独は必ずしも悪いものとは限りません。
それは深い悦びをもたらしてくれるものでもありますし、どれだけ家族やパートナー、友人等がいても私たちは基本は一人であり、孤独は生きていく上で切り離すことができないものであるように思います。
「楽しさ」は単純に素晴らしいものです。
ただ、昨今は自然災害が頻発し、テレビを見れば暗い気持ちになるニュースが流れ、経済はあまり明るい先行きが見えず、人は互いに批判や攻撃をし合っています。
そんな日常の中で、楽しさという感情を得るのはなかなか簡単なことではないかもしれません。
しかし、楽しさやユーモアというのは私たちの幸福に関わるものであり、そういった状況の中でこそ必要になるものです。
当書房の本は、ベストセラー本のように多くの方に読まれることは難しいかもしれませんが、しかし社会の中でたしかに一定数存在すると思われる需要に向けて作られています。
そのような需要に対して期待に応えられるような本作りを、これからもしていきたいと思っています。